雑木の庭づくりに!おすすめの木の種類と選び方のポイント

まるで本物の森の中にいるような、自然な雰囲気が魅力の「雑木の庭」。
木漏れ日が優しく差し込み、季節の移ろいを感じられる空間は、日々の暮らしに癒やしを与えてくれます。
「でも、どんな木を選べばいいの?」
そんな疑問をお持ちの方へ。この記事では、雑木の庭にぴったりの木の種類と、素敵な庭をつくるための選び方のポイントを分かりやすくご紹介します。
そもそも「雑木の庭」とは?
雑木の庭とは、特定の樹木だけを植えるのではなく、さまざまな種類の木々を組み合わせて、自然の林「雑木林(ぞうきばやし)」のような景観をつくる庭のことです。
人工的すぎない、ありのままの自然な美しさが一番の魅力です。
雑木の庭の木を選ぶ【4つのポイント】
ただ好きな木を植えるだけでは、理想の雰囲気には近づけません。まずは、木を選ぶときの基本的な考え方を知っておきましょう。
1. 落葉樹と常緑樹をバランス良く
雑木の庭の主役は、季節ごとに表情を変える落葉樹です。春の新緑、夏の木陰、秋の紅葉、冬の枝ぶり。一年を通して飽きることがありません。
しかし、落葉樹だけだと冬は寂しい印象になりがちです。そこで、冬でも緑を保つ常緑樹をバランス良く配置することで、庭に彩りと骨格が生まれます。
2. 枝ぶりが軽やかな木を選ぶ
枝葉が密集しすぎず、向こう側が透けて見えるような、軽やかな印象の木を選びましょう。
こうした木は、地面に心地よい木漏れ日を落としてくれます。下草や低木も元気に育ち、より自然らしい雰囲気になります。
3. 「高木・中木・低木」を組み合わせる
庭に奥行きと立体感を出すために、高さの違う木を組み合わせることが大切です。
- 高木:庭のシンボルとなる木(シンボルツリー)
- 中木:高木を補佐し、空間を埋める木
- 低木:足元に彩りとボリュームを添える木
これらをリズミカルに配置することで、のっぺりしない、深みのある庭になります。
4. 幹肌や樹形が美しい木を選ぶ
葉が落ちた冬でも楽しめるのが、雑木の庭の良さです。すらりとした幹、美しい模様の幹肌、面白い枝ぶりなど、木のシルエットそのものにも注目してみましょう。
【種類別】雑木の庭におすすめの木
それでは、具体的におすすめの木の種類を見ていきましょう。
主役になる落葉樹(高木・中木)
季節の移ろいを最も感じさせてくれる、雑木の庭の主役たちです。
アオダモ
涼しげな葉と、白く美しい幹肌が人気です。成長が比較的緩やかで、管理しやすい種類です。イロハモミジ
紅葉の美しさは格別。繊細な葉が風にそよぐ姿は、どんな庭にも情緒を与えてくれます。ヤマボウシ
初夏に白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。自然な樹形が美しく、シンボルツリーとして人気です。ジューンベリー
春に花が咲き、6月頃に食べられる実がなります。紅葉も美しく、一本で何度も楽しめます。ヒメシャラ
ツルツルとした赤褐色の幹肌が特徴的。初夏に咲く白い花も可憐で、上品な雰囲気です。
庭を支える常緑樹
冬の庭を彩り、目隠しとしても役立つ、頼れる存在です。
ソヨゴ
風に葉がそよぐ音が名前の由来。成長が遅く、軽やかな葉が特徴です。秋に赤い実をつけます。ハイノキ
非常に繊細で上品な葉を持つ、人気の常緑樹。日陰にも強く、しっとりとした雰囲気づくりに最適です。シマトネリコ
小さな葉が爽やかな印象を与えます。成長が早いので、定期的な剪定が必要ですが、洋風の雑木の庭にもよく合います。
足元を彩る低木
庭の足元を引き締め、彩りを加える名脇役です。
ドウダンツツジ
春には可愛らしい白い花が咲き、秋には燃えるような紅葉が楽しめます。刈り込みにも強いです。アセビ
早春にスズランのような花を咲かせます。日陰にも強く、和風・洋風どちらの庭にも馴染みます。アジサイ
梅雨の時期の庭を鮮やかに彩ります。落葉低木ですが、雑木の庭の木陰でしっとりと咲く姿は風情があります。
【簡単テクニック】木は「3本」「5本」で植えてみよう
木を植えるとき、1本ずつ等間隔に並べるよりも、3本、5本、7本といった奇数のグループで植えてみましょう。
大小の木を少しずらして集めることで、より自然な林の雰囲気に近づけることができます。これは、プロも使う簡単なテクニックです。
まとめ:自分だけの雑木の庭づくりを楽しもう
雑木の庭づくりに、決まったルールはありません。大切なのは、自然の風景をお手本にしながら、お気に入りの木々を組み合わせていくことです。
今回ご紹介した木の種類や選び方のポイントを参考に、まずはシンボルツリーを1本選ぶところから始めてみませんか?
少しずつ育てていく楽しみも、雑木の庭ならではの魅力です。ぜひ、あなただけの心地よい空間をつくってみてください。

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